春夏の新作ウェア テーマは「グラデーション」
春夏の新作衣類のテーマは『グラデーション』。
ヒッコリーでは主に手作業でインクをのせる「シルクスクリーン」という手法を使って衣類を製作しているのですが、今回はそのシルクスクリーンならではの面白さを体験していただきたい!と思って決めたテーマです。
まずはグラデーションってどんなもの?ということで、今回の新作「疾走馬」を例に見ていただきます!
馬の柄を見ると左から赤色〜緑色へ、徐々に色が変わっているのがわかります。
元々このようなインクがあるわけではなく、単色のインクを並べて刷ることでグラデーションを表現しています。
インクの組み合わせや刷り方によってマーブルのようなカラーを作ることもできるんですよ。
色の混ざり方は一つ一つ異なるので、一点もののような感覚で楽しんでいただけます。
今回はヒッコリーのプリント職人 小林が実際に刷っている様子もお届け!
(先月の作品「灯油タンク」を刷っている様子です。グラデーションカラーのプリント風景はまた改めて特集させていただきますね)
灯油タンクに使用している鮮やかな赤のインクを用意します。
同じ「赤色」でも作品ごとに色が異なるので、都度調整したり色を作ったりしています。繊細な作業…!
ボディとなるTシャツの上にあらかじめ製版した版のセッティングし、端にインクを均一に並べます。
白く抜けているように見えるところがプリントゾーン。薄紫に見えるエリアはインクが通りません。
ムラができないように丁寧にインクをのばして刷っていきます。
全面に均一なプリントをするのはとても難しく、熟練の腕が必要です。
版を外すと先ほど白く見えた箇所に赤いインクがのり、綺麗にプリントされていることがわかります。
プリントする色が2色になればこの作業を2回、3色になれば3回同じ作業をするので、色が増えるほど手間と時間がかかることになります。
先ほどの赤い色のプリントの後に黒色のプリントをすると「灯油タンク」の完成です!!
なかなか作っている様子をお見せする機会が少ないので初めて知った方も多いかもしれませんが、実はヒッコリーの衣類はかなり細かい手作業で1枚1枚作っています。
他にも衣類の製作について気になることや知りたいことがあれば、スタッフまでお気軽にお声かけくださいね!
長くなってしまいましたが、ここからは今月の新作「グラデーション」の第一弾をお届けします〜!
【背番号7】
空と芝の混じったような風景を一枚一枚手刷りで表現しています。
空がいつも違うように
同じものは無いように
あえてグラデーションの加減を毎回変えています。
とっておきの空が見つかりますように。
ボディはコットンのような風合いのように見えてポリエステル100%、というちょっと面白い素材のTシャツです。
吸水速乾性があり紫外線遮蔽効果もあるため、屋外での運動時にもおすすめ。
落ち着いたカラーのTシャツに空をイメージしたグラデーションが映える一枚です。
背番号7のオンラインはこちらから。
【ぽのはな】
一見、Tシャツのポケットからお花が咲いている…
かと思いきや、花の形をよく見ると「ぽ」になっています。
ひらがなを使ったデザインの服が作れないかな、と思い製作してみました。
新年度が始まったからこそ、心がぽっと温まるような、ゆったりとした時間を過ごしたい。
そんな方に是非。
花と葉・茎部分がそれぞれ3色のインクを使用してグラデーションで刷られています。
一枚ずつグラデーションの模様が違うのも注目ポイント。
よく見るとポケットがまるで鉢植えのように見えてくる楽しいデザインになりました。
ボディはざっくり感のあるオープンエンド糸を使用しています。
「ぽ」の可愛さとカジュアルな雰囲気のブラックのボディがいいバランス。
ぽのはなのオンラインはこちらから。
【疾走馬】
グラデーションで表したのは馬たちの疾走感。
疾走する馬はなんと時速60kmほどの速さにもなるんですよ!
1番はやい馬に、続く馬たちも負けないぞ!と意気込んでいます。
これを着ると少しだけ足が早くなるかもしれません(?)
風を受けて颯爽と駆ける馬のかっこよさや可愛さ、速さ、蹄の音、躍動感が伝わったら嬉しいです。
カラーはホワイトとサンドベージュの2色。
こちらを着て新潟競馬場に行ってくださる方がいたらいいな〜などと妄想しております笑
アイビスサマーダッシュ、いつか行ってみたいんですよね…!
疾走馬のオンラインはこちらから。
グラデーションを使った春らしいデザインのTシャツたち、いかがでしたか?
続く第二弾もあるので楽しみにお待ちください!