
7/15〜8/17「佐渡フェア」開催!&佐渡紀行2025夏
… 佐渡フェアのご案内に先立ちまして… ヒッコリー日帰り佐渡の旅紀行
穏やかな凪の海の6月中旬。
来たるべく7月の佐渡フェアに向けて、フェアでご一緒させていただくお店の方へご挨拶がてら現地調査してみよう!と、日帰りで佐渡へ行くことに。
今回訪れたのは、両津〜国中〜相川エリア。
お店では商品について詳しく教えていただいたり、現地の方しか知らないような佐渡の情報も耳にしたり。出会う人・景色・食すべてが魅力に溢れていて、たった1日過ごしただけで驚きの満足度!駆け足のスケジュールではありましたが、とても濃い佐渡体験をすることができました。
せっかくなら、実際にわたしたちが見て、食べて、体験してきた佐渡の魅力を皆様にもお伝えしたい!
・・・ということで、まずはフェアのご案内に先立ちまして、佐渡の日帰り紀行からご紹介させてください🙏
今回のフェアで販売させていただく商品を作っているお店にもいくつか足を運び、記事の中で紹介しておりますので、ここで作られた商品がヒッコリーに並ぶのか〜と、少しでも雰囲気が伝りましたら。この夏佐渡に行く予定がある方、もしくは記事を読んで佐渡が気になった方のご参考になれば嬉しいです!
>>>フェアの詳細は記事後半でご紹介しますね◎ それでは佐渡紀行からどうぞ!
– – – – – – – – – – – – – – – – – –
AM5:30 @佐渡汽船ターミナルへ

行きたい場所を詰め詰めにしたスケジュールを組んだので、始発の便に乗ります。
わたしたちが乗ったのは6時発のカーフェリー「ときわ丸」。事前に佐渡汽船の公式サイトで予約できますが、空席があれば当日券も購入できますよ。
>>> カーフェリーはネットで空席状況を確認できます!余裕をもって1ヶ月〜3週間前には申し込んでおくと確実ですが、空席〜満席状況は日によって変動することがあるので、希望日が満席になっても諦めず少し待って日をあらためてチェックするのも良いかも。 ★佐渡でレンタカーを利用される場合は、早めに一緒に申し込むと安心です!ガソリンスタンドの営業時間も確認してから予定を組み、帰りの船の時間を検討するのがおすすめ。

出航時間の15分前から改札が開きます。2等席(自由席)で申し込んだ方は、早めに改札の列に並んでおくと乗船後好きな場所を取りやすいです。新幹線の自由席と同じイメージですね。
AM6:00 @ときわ丸出航

ときわ丸に乗ったら、佐渡まで二時間半の船の旅がスタート!
この日は風がなく、船内でほとんど揺れを感じないほど絶好の船旅日和。


船が通った後の波が綺麗でした。ペット連れのお客様専用のスペースもあるので、大切なご家族と一緒に過ごすこともできますよ☺️
船の中では2等席の絨毯のお部屋でごろ寝するのもよし、(ちなみに100円で毛布がレンタルできちゃいます)、お腹を満たすのもよし、イベントプラザで家族やお友達とおしゃべりするのもよし、展望ラウンジやデッキから景色を眺めるのもよし…






始発便と最終便では営業していないのですが、船の中には食堂もあります。メニューはラーメンを中心に美味しいご飯がたくさん!
ご飯が佐渡の形になったカレーもおすすめですよ🍛

小腹が空いたら自販機でパンや飲み物を買うことができます。こちらは始発と最終もやっているのでありがたい。


私は自動販売機で佐渡牛乳をゲットし、景色を眺めてのんびり過ごしました。

AM8:30 @両津港

船旅も終盤。だんだんと景色も佐渡に近づいてきました!
無事、佐渡の玄関口・両津港に到着です。
おけさばしを渡って街へ移動します。この手前にもお土産屋さんがたくさんあるので、ぜひ立ち寄ってみてください(16時までと早めに営業終了なのでそこだけ注意です!私たちは帰りの船に乗る前に行こうとしたら閉まっていました😭)。

佐渡の風景を眺めつつ、事前に予約していたレンタカーを借ります。のどかな空気に癒されて、すでにテンションがあがってきました。

AM9:00 @中澤仲助商店さん
まず佐渡に着いて最初に向かったのは、両津港から歩いていける距離にある両津夷商店街にお店を構える「中澤仲助商店」さん。手作りの干物のほか、わかめや佃煮など佐渡産の水産加工食品を取り扱われている、100年以上続く老舗店舗です。


店内には美味しそうな水産加工品がずらり。佐渡沖で穫れた旬の魚を、仕入れたその日のうちに天日干しすることでふっくら旨味の詰まった干物に仕上げているんだそう。


お店で出迎えてくださった北海道からご結婚を機に佐渡に移住されたという奥様は、とっても気さくな方。気になる商品や佐渡の食品、おすすめのお昼ごはん情報まで、たくさんご親切に教えてくださいました!
フェアでは中澤仲助商店さんの佐渡産手作り「芽かぶ」と「天然わかめ」を販売しますよ✨
>>> ちなみに、奥様から“佐渡のわかめは養殖も美味しいけれど、【真更川】という荒波に浮かぶ佐渡の沿岸地区で育った天然わかめが、色も香りも柔らかさも優れていて一番美味しい”と耳寄りな佐渡わかめ情報をいただきました👀
中澤さんの天然わかめがより一層楽しみになる情報…!!
今度から佐渡産わかめを見たら、原産地まで気になってチェックしてしまいそうです。
…中澤仲助商店さんのお隣も絶対行ってほしい!
@HEARTY WOODS(ハーティウッズ)さん

ぜひ両津港に着いた方に、中澤仲助商店さんと合わせておすすめしたいのが、すぐお隣にある「HEARTY WOODS(ハーティウッズ)」さん。こちらのお店は地元のコンビニエンスストアといった感じで、飲み物や食べ物お惣菜、中川製パンなど豊富に揃っているのですが、絶対に買って欲しいのが「豆吉」印のご飯。

お店の裏で作っているという手作りのおにぎりやおかず、お弁当、サンドイッチ… これがほんっっっとうに美味しいんです。特に毎日提供しているという「豆吉コロッケ」は絶品。衣といい味付けといい具の大きさといい、あまりの美味しさに驚愕してしまうほど。書いているそばからまた食べたいな…と思い出してしまいます。
揚げ物の品揃えは日替わりだそうですが、味に違わぬ人気ぶりでお昼頃までにはほとんど売り切れてしまうそうで。(美味しすぎて帰る前にも寄りましたが、豆吉印のほとんどご飯は残っておらず…!すごい人気)
午前の便で両津に着いた方&一泊して午前の便で佐渡から新潟に戻られる方はぜひ行ってみてください。駐車場もありますし、両津港から徒歩でもいけますよ〜 午前6時から営業されているので、船の中で食べる朝ごはんを買うのも良いですね^^
AM10:00 @トキの森公園
車を20分程走らせ、お次は新穂にある「トキの森公園」へ。
ヒッコリーではTシャツやコーヒーなど、あらゆるデザインのモチーフとして活躍してくれている新潟の県鳥トキ。やっぱり一度はこの目で本物のトキを見なければ、ということで行ってまいりました。


公園内にはトキの保護増殖の取り組みに関するパネルや剥製などが展示された「トキ資料展示館」のほか、実際にトキが飛ぶ姿や採餌、巣作りなどの生態を間近で観察できる「トキふれあいプラザ」や佐渡トキ保護センターの飼育繁殖棟ケージ内にいるトキを遠くから観れる回廊などがあり、各施設をぐるりと巡って学ぶことがます。

まず最初に驚いたのは、学名は「ニッポニア・ニッポン」なトキですが、実は世界に色々な種類がいること。白い胴体に赤い顔のわたしたちが慣れ親しんだ姿のトキだけではなく、クロトキやシロトキなどトキの仲間は世界で約25種類くらいいるとされ、熱帯から温帯にかけて分布しているそう。
かつてトキは佐渡だけでなく日本全国で見られる鳥だったのですが、美しい羽や肉が重宝され明治以降の乱獲により数が激減。さらに農薬の使用や山間部の開発などによる生息環境の悪化も減少に拍車をかけてしまいます。絶滅の危機に瀕したトキを保護するため、日本は昭和9年にトキを国の天然記念物、同27年に特別天然記念物に指定し、保護施策を強化しました。
1999年に中国から贈呈されたトキの人工繁殖に成功以降、佐渡トキ保護センターでは毎年ヒナが誕生しており、2008年からは野生への放鳥が行われています。2024年時点で、推定500羽以上が野生下で生息しているそうですよ。
資料展示館ではトキだけでなく、トキや佐渡の自然を守るため尽力してきた人々の歩みや佐渡の土地について知ることができるので、ぜひ訪れた際はじっくりご覧ください!

ちなみに2025年の4月にトキの雛が誕生したそうで、ちょうどふれあいプラザではトキの雛を見ることができました。窓越しとはいえこんなに近くで観察することができてびっくり!
トキの雛は顔が黄色いのが特徴なんだそうです。確かに、少し黄身がかっていますよね。雛といっても生後60日程で巣立つそうで、6月に訪れた時点で大きさは成鳥とほとんど変わらないとのことでした。
親鳥のトキは最初肉眼で見つけられなかったのですが、職員さんに尋ねてみるとすぐに「あそこの葉っぱの影に隠れていますよ!」と流石のスピードで教えてくださり、望遠鏡越しに姿を確認することが出来ました。暑い時期は木陰で休んでいることも多いそうなので、もしトキが見つけられない時は職員さんがやさしく教えてくださるのでぜひ聞いてみましょう。
AM12:00 @丸中商店


お次は「佐渡の國 丸中商店」さんへ。厳選した佐渡魚市場で水揚げされた豊富な海産物を、国産・天然・無添加にこだわり自社加工した商品を販売されている専門店です。冷蔵商品が多くどれも目移りするほど美味しそうなので、丸中さんでお買い物される際は保冷バッグを持参されることをおすすめします…!!



わたしたちが一番気になっていたお目当ての商品はこちらの缶詰め!佐渡の寒さばの缶詰めのほか、真いわし缶や真鱈の卵の缶詰めもありました。お店の方にお聞きしたところ、丸中さんの缶詰めは地元の漁師さんやお母さんからも美味しいと絶賛されているそうで、特に両津港で水揚げされた寒さばを生詰め加工したさば缶は大変人気なのだそう!お店の方が、ご丁寧に商品について教えてくださいました。

缶詰めの美味しさの秘訣は手間ひまをかけた独自加工。一般的なさば缶は湯煎や蒸したりすることでさばの血を固めますが、その過程でさばの旨味や脂が抜けてしまいます。丸中さんでは新鮮な寒さばを生のまま丁寧に独自の血抜き処理を施すため、時間や手間はかかる分、香りや食味・食感が優れた仕上がりになるのだそうです。水煮缶の味付けは、店主さんが厳選したこだわりの「ひんぎゃの塩」とさばだけ。味噌煮缶は佐渡の地元民から愛される、相川醤油さんの「おみつ味噌」を使用しています。
きっとこのお話で、丸中さんの缶詰め、食べてみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか!
ということで、佐渡フェアでは丸中さんの缶詰めも販売しますよ✨ぜひお楽しみに^^
PM13:00 @保存食屋すがわらさんでお昼
朝から動いてお腹が空いてきたので、お昼は中澤仲助商店の奥様にオススメしていただいた「保存食屋すがわら」さんにお邪魔しました!奥様から、“山中の一本道を進んで行った先にあるから、怖気付かずにどんどん進んでくださいね!”とご助言をいただいた通り、山道を登った先に素敵な雰囲気の一軒家兼お店が待っていました。

店主の菅原さんは元々東京で保存食を扱う食品店に勤務されていた方。お仕事で何度も佐渡に訪れるうちに佐渡の魅力に惹かれ、独立し佐渡へ移住しこちらのお店を始められたそう。実はヒッコリーでも数年前に「佐渡保存」さんのジャムを仕入れていたことがあり、以前からご縁があったのです。
お店に入ると、菅原さん手作りのシロップやジャム、趣味だという古道具やセレクトされた佐渡の雑貨なども販売されていました。



ご飯はランチもドリンクもどれも気になるメニューがたくさん!悩んだ末、鯖と自家製酢漬け野菜のバインミーと、すがわらさんのお庭で採れたミントと柑橘のサイダーを注文。
暑さで疲れた体に染み渡るような美味しさでボリュームもたっぷり、大満足でした!違うメニューも食べてみたい。2025年7月現在は店舗お休み中だそうなので、これから佐渡に行かれる方は営業日を要チェックです。

PM16:00 @相川〜七浦海岸
お腹も満たされたところで、さらに車を走らせ最後は相川エリアへ向かいました。が、行った時間が16時過ぎで遅かったためか、行きたかったお店が閉まっていました……!泣
佐渡のお店や施設は営業時間が早い分、16時〜17時に閉まるところが多いのです。個人商店さんはウェブサイトに営業時間や定休日の情報が掲載されていないこともあるので、気になるお店は早めに伺うことをおすすめします😭
今回のフェアで販売する美味しいかりんとう「ワダコメ」さんの可愛い看板を相川で発見できたので、記念に撮影しました。相川、リベンジしたいです。相川でおすすめのお店や場所がある方は、ぜひぜひ教えてください😂

相川から両津まで帰る道すがら海沿いを通っていると、観光スポットでもある「夫婦岩」がありました。せっかくなので車から降りて、すこし七浦海岸を探索してみることに。

七浦海岸は夕日の名所。岩礁が多い隆起海岸ですが、岩場を歩いて海に近づくことが出来ます。佐渡の特徴の一つだと思いますが、本当に海がきれいなんですよね。海中が見えるほど透明度が高く、ごみも落ちていないので豊かな佐渡の自然の美しさを感じられます。岩場のそばには記念撮影用のたらい舟も置かれていました。


七浦海岸のシンボルが、こちらの夫婦岩。「古事記」の国生み神話に由来するとされる岩で、向かって右が夫の岩で高さ22.6m、左側が妻の岩で高さが23.1mだそう。七浦海岸の波を受けて仲むつまじい夫婦が寄り添っているかのように二つの岩が並んでいることからこの名がつけられました。縁結び・安産の神様として崇められているそうですよ。岩には大きな穴が空いており洞窟があるのですが、この穴は縄文時代の住居跡だそうです。
周辺には、同じく神話に登場する猫岩や帆かけ岩といった独特の形をした岩礁も点在しています。
PM18:30 @のりば食堂しおさいに寄って、新潟へ
あっという間に帰りの時間が近づき、両津港へ戻ってきました。
両津港佐渡汽船ターミナル内のお土産屋さんが揃うシータウン商店街は、ほとんどのお店が16時〜18時までに閉店します!ターミナルでお土産を選ぶ予定の方は、着いてすぐに購入するか早めにターミナルに戻っておくと買い逃しがないですよ◎
わたしたちは最終便の19:30両津発カーフェリー「おけさ丸」に乗る予定だったので、ターミナルに入っている「のりば食堂 しおさい」さんに寄って夕ご飯を食べました。

この日は佐渡の美味しそうな海産物をたくさん見たので、一日の締めにながもそばをいただきました。やさしいお出汁の味が旅の疲れを癒してくれます。
食堂のお隣には最終便の出港前まで営業してくれている売店もあるので、もしお土産を買い逃してしまった!という方もご安心くださいね。


帰りの船はおけさ丸🚢 内装が昭和レトロな雰囲気で、メタリックな大階段が素敵です。船ごとの違いを感じるのも楽しいですよ✨
佐渡の思い出に浸りながら、日帰り佐渡の旅は終了!
佐渡でお世話になった皆さん、ありがとうございました!
– – – – – – – – – – – – – – – – – –
ヒッコリーの佐渡紀行、いかがだったでしょうか?
佐渡、行ってみたい!これ食べてみたい、佐渡フェア気になる!とご興味を持っていただくきっかけになったら、とても嬉しいです^^
佐渡に行ってみて実際にわたしたちが感じたことは、佐渡はあらゆる観点で魅力が尽きない場所だなあ、ということ。景色が良く、食べ物が美味しいのはもちろんですが、とにかく行く先々で出会う人たちが皆さん優しく丁寧な方が多くて驚きました。そっと見守りつつも、気になることや分からないことがあれば尋ねると親切に教えてくださるので、また行きたいなあと思うんです。一人旅や旅行に慣れていない方でも気兼ねなく過ごせそうだと感じました。
また、佐渡は興味深い伝説や民話も多いんです。季節によっても違う魅力があるので、自然・食・歴史とほんとうにさまざまな観点で、何度訪れても佐渡を楽しむことができると思いますよ!
そんな今回の現地調査ですっかり佐渡が大好きになったヒッコリーメンバーが現地で見つけてきた、愛着を持ってオススメする佐渡のおいしいものや民芸品を、これから始まる佐渡フェアでは販売します!✨
「佐渡フェア」ヒッコリースリートラベラーズにて開催!
7/15(火)〜8/17(日)まで

フェアでは本記事でも紹介した中澤仲助商店さんの芽かぶや天然わかめ、丸中商店さんの缶詰をはじめ、おせんべいやナンプラー、柿チップ、柿酢など佐渡で作られている食品のほか、佐渡のみらい商店さんの手拭い・雑貨、ヒッコリー代表迫が現地で出会い見つけてきた愛嬌のある民芸品などさまざま販売します✨


なかなかお土産屋さんやオンラインでは売られていない、佐渡の現地に行かないと買えないようなアイテムもありますので、ぜひこの機会にお店にお越しくださいね◎
◆お取り扱い予定店舗一覧
いとう酒店
さどきむち
せきね農園
中澤仲助商店
farmEASE
丸中商店
みらい商店
ワダコメ
【佐渡フェア】
期間:2025年7月15日(火)〜8月17日(日)
会場:ヒッコリースリートラベラーズ
住所:〒951-8063 新潟市中央区古町通3番町556
電話:025-211-3778
営業時間:平日・日曜…11:00〜17:00 土曜…11:00〜18:00
月曜定休(月曜祝日の場合は翌日定休)