春の訪れと新潟を楽しむ５つの新作衣類(2025SS)

2025.2.20

今年もヒッコリースリートラベラーズから新潟をテーマにした新作衣類が登場します。
今回はプリント方法やインクの種類が異なる3つのTシャツを3人のデザイナーが表現しました。
まずは新潟新作３点をご覧ください。

sleepy echigo princess

design: 堀川

越後姫は新潟発のブランド苺。「可憐でみずみずしい新潟のお姫様のようなイチゴ」という意味で名付けられました。温かい地方に比べてゆっくり成長するぶん甘くて大粒に育つのですが、果肉が柔らかくとてもデリケートなことからなかなか県外へ発送されない苺なのです。
一度だけおすそわけしていただき食べたことがあるのですが、その実のデリケートさゆえに、一粒ずつ純白のフルーツキャップで恭しく個包装されていました。その様子がベッドですやすや寝ているように見えて可愛らしかったのをよく覚えています。そんな記憶から、天蓋の中でふわふわのベッドで眠る、新潟で大切に育てられた越後姫のイラストを描いてみました。イチゴのヘタも、じーっとみていたら王冠に見えてきました。

こだわりの３つの印刷手法

越後姫は白インクジェット、ベッドはもこもこの発泡インクで立体感＆奥行きを出しています。

天蓋と文字はキラッと輝く銀インクでシルクスクリーン、3回刷りで仕上げています。

カジュアルなリンガーTシャツ

ボディはスミクロ、首と袖にライトグレーの入ったリンガーTシャツ。
首元は、よりタフな印象のバインダーネックを使用。オープンエンド糸のざっくりとした風合いが特徴です。

GOLD meets GIRLS

design: 小林

昨年7月に世界文化遺産に登録された「佐渡金山」
佐渡金山のシルエットが背中合わせに座る人々に見えることから着想して製作しました。

昼と夜を表す２つのカラー

白いTシャツと紺のTシャツはそれぞれ昼と夜を表しています。また背景の丸は縦と横を変えることで、昼は空を、夜は沈む夕陽を表現し、同じ形でも違う役割を果たします。

ベーシックな形とさらっとした着心地

スタンダードな形と、さらさらした風合いのリングスパン糸を使用したTシャツです。体型や年齢を問わず多くの方に着やすい形を選びました。

nihonkai

design: 磯部

新潟は日本海に面しており、気候や食事などさまざまな恩恵を受けています。時に荒々しく、時に優しい、日本海の逞しさと美しさをグラフィックで表せないかと試行錯誤して制作しました。波飛沫のリズム感や、海の生き物がいそうな気配を感じる形作りを心がけました。

水の飛沫を思わせる銀のプリント

青のインクで一度刷った上から銀色のインクで一部を刷り重ねています。

ハリ感のあるボディ

6.0オンスの少し厚めの生地でハリがあり、ざらっとしたシャリ感も相まって、無骨なボディが日本海の荒々しさにマッチします。他のボディよりクリーンなホワイトがシンプルなグラフィックをより際立たせています。

次の２点は春らしいデザインです。
贈り物にもおすすめですよ。

旅立ちの日

季節は冬から春へ。卒業や転勤など、新しい環境にチャレンジする季節ですよね。これまでの、自分の環境が大きく変化した春の日を思い出しながら、どんな服をこの季節に着たいだろうと考えてみました。ひとりで緊張と期待を抱えながら鏡の前に立った時、新しいことに挑戦するあなたを応援できる服でありたい。最後は鏡の前に立つ自分自身の姿が一番の味方になってくれたら良いな。そんな思いを込めて、鏡に映ると反転してメッセージが現れるTシャツをデザインしました。
雪が溶けた春のはじまりの日。暗いトンネルを抜けて明るい世界へ一歩を踏み出す今日この日。あなたの新しい旅路に幸運を祈ります。Good luck on your new jornery!

鏡に映った時着ている人のきもちとリンクしながら励ませるデザインになっていたら良いなと思い、不安だけれど一方で新しい環境に希望と期待を感じている、明るい絵だけれどすこし緊張も混じっているようなイメージで、文字のデザインとイラストの配色や人物のポーズを調整しました。