[ だまし絵 ] design T-shirts 2024

2024.6.28

hickory03travelers 2024第3弾が完成しました。
今回は「だまし絵」というテーマでhickory03travelersの3人のデザイナーが挑みました。

no.1 早速ですが何が隠れているでしょう。

「 これなあに? 」

title:「これなあに?」   design: 亀山(野中)春花

「これなあに?」と知らないものごとを指さしてキラキラした目で問いかけてくる2歳の娘がまぶしい。 この感覚と、だまし絵をみるときの感覚、少し近いのかな、と このデザインを考えながら ふと思いました。 私はデザインは得意なのですが絵を描くのが本当に苦手なので、 だまし「絵」というお題で「絵描けないどうしよーーー」と悩みましたが 簡単な図形を重ねてなんとかだまし絵風に仕上げられました。いかがでしょうか。(正解はじゃがいもです。)

プリントもこだわりの多色刷り。一刷り目のストライプ、二刷り目のじゃがいも、三刷り目のストライプは1刷り目と3度ほどずらして。またたてver.とよこver.で全く同じ三色を使っているのに、重ねる順番が違うだけで全く異なる色に見えるところも面白いところです。人間の目は面白いように出来ていますね。

no.2 りんごの皮が何に変わったでしょう?

「apple bunny」

title:「apple bunny」 design: 堀川

りんごの切り方って個性が出ますよね。私はまず皮付きの状態でくし形にカットしてから、一切れずつ皮と芯を取りのぞきます。りんごをくるくると回転させながら皮をむくやり方だと、繋がった一枚の皮が赤と黄色で反転しながらリボンのように綺麗な弧を描いて、なんだか芸術品みたいですよね。憧れます。うさぎりんごも子供の頃は憧れでした。白鳥や市松模様の飾り切りもありますね。果物一つで、いろんな切り方ができて面白いですね。こちらのりんごの中には、よーく見るとだまし絵のように2つの「うさぎ」りんごが隠れています。上から下へ、りんごの皮を辿りながら探してみてください。
今まであまりなかった縦長のイラストのTシャツを作ってみたいと思い、縦長の構図を考えるところからスタートしました。原画はマジックペンで手描きで描きました。

Tシャツカラーはホワイトとバーガンディの2色。
バーガンディのTシャツの方は、金インクを使っているので光に当たった時キラキラして綺麗ですよ。
ホワイトはかっこよく着たい方におすすめです。

no.3 たくさんのものが隠れていますよ。だまし絵ってなんだろう?


「多義イラスト/Sの壺」

title:「多義イラスト/Sの壺」 design:

1915年頃にデンマークの心理学者エドガー・ルビンが考案した多義図形(いくつかの絵が見えてくる形)の代表的なものとして「ルビンの壺」があります。自分なりのルビンの壺を描いてみようと思ってペンを持ったら、スラスラといろんなものが浮かび上がってきた。向かい合う2人にみえる人も多いと思うが、よくみたらルビンの壺にも見えてくる、そうしたら、中央に壺や他物も見えてくる。手と思ったら靴下か靴のようにも見えてくる。次々に色々なものが見えてくる。そんな騙し絵というか隠し絵のようなものになった。また、整わない形を増やすことで、当然ではあるが手描き、手仕事の気配が浮かび上がり、民芸や郷土玩具のような様子にもなっていった。今回騙し絵にチャレンジしてみることになり挑んだが、そこに自分らしさの1つである「整わない線のイラスト」をどう取り入れるか見つけるのに時間がかかったものの、普段の作風が騙し絵に近い、かくれんぼ絵と言えるのだろうか、「多義イラスト」だったことに気づいたのが大きな発見だった。

原画はコピー用紙にサインペン。ほぼ修正なしでシルクスクリーンん製版。サイズを120%に拡大。 印刷は、シルクスクリーンプリント。古着のようなちょっとチープというか親しみやすい、定着感のあるものを目指した。

/アツい夏のお供にヒッコリーのTシャツを。今までのデザインはこちらから \ 

いかがでしたか。ヒッコリーデザインのだまし絵。
今までのヒッコリーには無いような新しい感じの3つが出てきました。
みなさんもペンや鉛筆、絵の具などを手に取って、
だまし絵チャレンジしてみてくださいね!