2022年10月5日で21周年を迎えた、hickory03travelersの活動。
それを記念して何か企画展示をしたいと考え、実施することになった企画です。

ヒッコリーには定期的に新しい仲間が加わり幅広い業務を担当しながら
創作活動やデザイン活動を行なっています。その中で、経験や今思うことを軸に、
会話やアドバイスをするのですが、皆さんにもっとのびのび制作してほしい、
という思いがあります。ヒントがあると良いなと、実際に20年くらい前の
今より若くより創作意欲があった頃の作品を見返したところ、
思っていたよりも、いきいきした作品が多く、シルクスクリーンを楽しんだり、
実験している気配が残っていました。そんな作品群を再編集というか、
展示やリメイクを意識して選び、同一のカラーで今の感覚で刷り直し展示することにしました。

自分達が描いたイラストや考えたデザインを誰かに見て欲しい。
「いつか、デザインやイラストのお仕事の依頼が来るようになったらいいな。」
そんな気持ちで、2001年にはじまった
僕たちのシルクスクリーンプリントによるTシャツ作り。
そんな原点とも言える活動当初から、2010年ごろまでの作品をあらためて
手作業で大きな薄い紙にパープルのインクで印刷しました。
シルクスクリーン担当の小林さんにサポートしてもらい、話し合いながら、
これいいなとか、レイアウトはどうしようとか話しながらの制作でした。

それと、当時の版を使用して、当時とは異なる色やボディに印刷した
ウエアやバッグも販売します。こちらもお楽しみいただけると幸いです。
現在とはちょっと違う、エネルギッシュなイラストは今見ると、とても魅力的です。
また、シルクスリーンの版を一部展示します。ぜひご覧ください。

会場は、新潟市美術館のミュージアムショップの大きな壁面です。
活動を始めた当時は、自分たちがミュージアムショップをやっているなんて
少しも想像していませんでしたが、運よく継続して運営が続いています。
前川國男氏の考えた建築で、それが良い状態で維持された素晴らしい美術館の中で
展示ができて、作品群も楽しそうというか誇らしそうでとても嬉しいです。
短い時間ですが、お楽しみいただけますと幸いです。

いい展示となりましたので、ぜひ見て欲しいです。

hickory03travelers 代表　迫一成

日時：2022年10月12日(水)〜16日(日),19日(水)〜23日(日) 9時30分〜17時
会場：新潟市美術館ミュージアムショップルルル
入場無料