Farmer’s kitchen BLACKBIRD

2022.1.15

2021年春に、ご相談をいただき年末にオープンした、新潟市西区黒鳥(くろとり)の

Farmer’s kitchen BLACKBIRD さんのデザイン全般をさせていただきました。

https://fkblackbird.base.shop/

市内ではご存知の方も多い人気店になられていますが、ほのぼのとしているのに美味しくて、弥彦や角田おしゃれな実に理想的な場所です。地に足がついている農業者らしく、積み重ねた経験と問題意識からのとりくみ。お話を聞いていてとても勉強になりますし、かっこいいです。個人的にも気に入っている、黒鳥(くろとり)の「く」の形の鳥のようなマーク。オリジナルのパンやマークもできていて、すでにみなさんのものになっていて嬉しい。マークを自分たちのものとして愛用し、親しむって、マークも喜んでいますし、どんどん成長する気がします。ご依頼のきっかけは、これまで、くろとり地区の農家さんや保育園さんのお仕事をさせてもらったのがきっかけで、それもとても嬉しいです。ありがとうございます。またお店に行きたいと思います。

<farmer’s kitchen BLACKBIRDの思い>

これからの新しい農業の形、お客様や私の様な20代30代の若い世代にも農業の素晴らしさや愉しさを共有し、興味を持って貰いたい。そんな願いや考えがあります。自分達が一から育てた小麦を使ったパン、目の前の畑から採れたての野菜を使った料理。美味しいコーヒーに焼きたてパン。
そして、何よりもこの立地最大の特徴である新潟を感じることができる田園風景と弥彦、角田山。
また、冬にはこの周辺では野鴨や白鳥が多く飛来します。
鴨猟もこの辺りでは昔から盛んに行われており、東京でもとても評価の高い良質な鴨が獲れます。
そんなジビエ料理も、一般の方にも楽しんで頂ける様な形で提供します。

<デザインについて>

ロゴ、サインなどは迫が担当し、全体のデザイン(コーヒーチケット、カップ、ユニフォーム、ウェブサイト)は亀山(野中)が担当しました。

デザインをする上で大事にしたことは、地域の方に愛されるのが基本で、カフェだけ、パン屋だけではない、農家が運営する「食や農業」の拠点ということを大事にされていたので、幅広い年代の方に親しみを持ってもらえるようなものを意識しました。また設計予定の建物がとてもカッコよく木材をふんだんに使っていたので、建物との相性も意識しました。ただ、店長の本間さんは30代の好青年でスッキリした方だったので、スッキリした硬い印象のものがいいなかな、とも思ったのですが複数のアイデアの中からこちらを選んでいただきました。

また、このマークは、黒鳥の「く」の字に見えますが、○があることで鳥のイラストにも見えます。分かりやすく覚えやすい目印にしました。「く」は黒鳥の頭文字でもあり、食べる入り口くちの「く」でもあります。鳥のくちばしにも見えますね。食を届けるお仕事である事業ですので、口やくちばし、食べる事には切っても切れない縁があります。さらに、ロゴマークを90度回転してみて下さい。田畑から見える、弥彦山、角田山に沈もうとしている夕日にも見えます。太陽と田畑や里山。農業とは切り離せない自然の恵も重ねさせてもらっています。